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再起動

40年前画を描き始めた頃の事、描いた画を観てもらったら師は「これはとっときなさい」。

雨に煙って空気に溶け込んだような奈良の寺の遠望。その画はもうないが随分と余計なことして来たのかも知れない、始めの場所に戻って来たような。

油画で水墨画をなどと無理なのかも、とも思う。墨で描いたからといって水墨画と言う訳ではないのだが、思想とその表現方法の繋がりはそう簡単なものではないのかも知れない。

とは言え墨と和紙を使った画でも頗る「西洋的」な画もあるのだし、油彩画材を使っても当然「東洋的」な画は可能だろう。

時代にそぐわなくなって来てるのは事実だけど、描きたいのだから描くしかない。

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